彼は
救急車で
運ばれている間
意識を戻すことは
なかった…


病室で
寝ている彼の手を
握り続けた


いつしか
眠ってしまった私は
夢を見ていた


¨ごめんね…

ごめんね…

こんなはずじゃ‥

なかったのに…

ごめんね…¨


はあッと
目を覚ました
私は
彼を覗きこんだ


彼は
まだ
眠っていた


夢の声は
確かに
彼の声だった…