よくある小説の恋じゃないけれど

歌が聞こえた。




放課後の音楽室から。




こんな放課後に何やってんだ?




何だろうと思って誘われるように音楽室の方に歩いていく。




音楽室に近付いていくにつれて、より聞こえてくる。




柔らかなピアノの音色。




心に響く少しハスキーボイスの女子の歌声。




♪もしも君がいないこの世界で
 交わることのない僕だったら
 笑ったり泣いたりしても
 どこか何か物足りないな
 だけど君が隣にいる世界で
 恋をしてずっと愛に焦がれて
 どんな運命未来でも笑って乗り越えられるーーーー