村「ねぇシゲさんのお気に入りどこー?」
重「待てよ、もうちょっとだから、すぐそこだよ」
佐「村田今日酔いすぎてない?(笑)」
村「大丈夫でーーす!勇輝さんと違って俺は飲めるんでー!」
佐「喧嘩売ってるだろ(笑)」
重「着いたよ、ここ」
シゲさんが重々しい扉を開けると乾いた鈴の音が鳴り、中は若干薄暗く、どことなく甘いような煙たいような香りが漂っていた。
「「いらっしゃいませー!」」
重「おー!ママ!やっほー!」
マ「やーんシゲちゃーん!久しぶりー!」
シゲさんは知り合いであろう女の人と話しながら中に入っていき、僕達もそれに続いた。
案内されたのはソファがコの字型になったボックス席だった。
重「まぁ座れよー」
村「えー!何ココ初めて来た!」
重「いっつもお前がうるさいからだよ(笑)」
佐「…」
村「出た、勇輝さんのコミュ障(笑)」
佐「コミュ障言うな!びっくりしてるだけだよ…」
マ「しげちゃーん、飲み物何にする?前のボトル残ってるけど?」
重「じゃあそれにしよっかな、みんな一緒でいいから3人分ね!ソーダ割りで!」
マ「はいはーい!」
うわ、ソーダ割りってことはウイスキーとか焼酎とかかな…大丈夫かな…飲めるかな…
さすがにシゲさんの顔は立てたいから飲むけど潰れるのもやだしな…
シゲさんと村田はどの子がいいだの、ママは腐れ縁だの色々話している。
なるべくペースゆっくりにして飲むかな。
とか1人で色々考えていた時、
「お邪魔しまーす!」
「失礼します」
ママではない2人の女の子が席にやって来た。
1人はピンク色のドレスを着た黒髪ミディアムくらいの女の子。
もう1人は薄い黄色のドレスを着た茶髪にゆるくパーマをかけた髪の女の子。
ユ「ユズとハナです、お兄さんたち、間入らせてもらいますねー!」
ユズと言った黄色のドレスの女の子はハナという女の子を村田とシゲさんの間に入れると、僕とシゲさんの間に座り、テキパキとおしぼりやコースターを並べていった。
ユ「みなさんはママのお知り合いなんですか?」
重「俺が前にちょこちょこ来ててさ、今日久しぶりに来たんだよね〜。ママが働き始めた頃のことも知ってるよ(笑)」
ユ「えっ!うそ!私も知りたい!(笑)」
ユズという子は話を1つ投げかけると、そのまま綺麗に聞き役に入っていった。
マ「お待たせー!しげちゃん!ウイスキーソーダ割り3つね!」
重「おー!ありがとう」
ユ「お作りしますねー!濃いめ、薄めどうがいいとかあります??」
重「や、普通の割合で大丈夫だよ、あ、コイツのは薄めにしてあげて(笑)」
シゲさんは僕を指しながらニヤニヤしてユズさんに伝えた。
ユ「おっけおっけー!(笑)あっ、シゲさん、私達もご一緒してもいいですか??」
重「おぉ!ほんとだ!もちろんどうぞ」
ユ「ありがとうございます♡」
重「じゃあ、乾杯!」
「「かんぱーい!」」
……
やばい、すごい楽しい。
楽しすぎて、ペースが早くなってしまう。
ユズさん、という人は本当に綺麗で面白い。
やっぱり仕事柄なのか話し上手で聞き上手だ。
シゲさんや村田のノリに付き合いながらも手や目線は動いている。
それに…
ユ「じゃあ勇輝くんは野球してるんだねー!ポジションどこなの?私野球詳しいから何でもいけるよ!」
佐「あ、レフトを…」
ユ「レフト?!じゃあ強肩さんだ!足も速いし肩も強いんだねー!すごいかっこいいね!」
佐「いや、そんな…」
ユ「なんでー?すごいじゃん!レフトとかほぼ体力勝負でしょ?かっこいいよ!」
とても褒め上手でいちいち照れてしまう。
ユズさんは、瞳がとても綺麗で表情豊かだ。
その分話してても安心感があるし、話すのがすごく楽しい。
もっと、もっとユズさんと話したい。
シゲさんも村田もママやハナさんと楽しげに話しているからこっちに気も向かないみたいだし。
村「え、ハナちゃんって今何歳?」
ハ「あ、ハタチです…」
村「えぇ!大人っぽいね!かわいいね〜!ねぇねぇ、」
マ「ハナちゃーん!お願いしまーす」
ハ「あっ、はい!あの、ご馳走様でした…」
重「はーい!行ってらっしゃい!」
ミ「代わりにお邪魔しまーす!ミレイです♡あっ、じゃあ、お兄さんのお隣、座りますね?」
村「はーい!どうぞどうぞ!」
ハナという女の子はママに呼ばれてどこかへ行ってしまったが、入れ違いにミレイという紫色のドレスを着た女の子が村田の隣に座った。
佐「あ…村田、あの子のこと好きそうだな」
ユ「あの子ってミレイちゃん?」
佐「わっ!」
ユ「?」
独り言のつもりが声に出ていたようで、耳元でユズさんは僕に話しかけた。
わ、ユズさんの肌めっちゃ綺麗…
瞳も、唇も、長い睫毛も。
どうしよう、酔いが回ってあんまり頭が働かない。
変なこと言わないといいけど…
佐「あ…そう、村田はあぁいう元気で可愛い子が好きだからさ、付き合う彼女もそんな感じの子が多いんだよね」
ユ「へぇぇ、そうなんだ〜!!っぽいかも〜(笑)ところで、」
佐「?」
ユズさんが僕に近付くのがスローモーションに見えた。
ユ「(ウイスキー、しんどいでしょ?こっそりソフトドリンクに変えようか?」
佐「///お願いします…」
ユ「(何がいい?基本なんでもあるけど」
佐「あ、じゃあジンジャーエール…」
ユ「うん、りょうかい」
やばい、耳元の声、めっちゃドキドキする。
シゲさんに気を遣ってだろうけど、身を乗り出す時とか、耳元でこそっと話す時とか、ドキドキしすぎて顔が赤くなってるのがバレてるはず。
重「え、勇輝!?お前大丈夫か!?」
佐「へ…?」
マ「きゃあ!顔真っ赤じゃない!酔っちゃった!?」
ユ「え、ほんとに大丈夫?すぐドリンク来るからね!」
違う、これは酔いじゃない。
この熱は、アルコールじゃない。
佐「…あ、大丈夫、です」
やばい、こんな、本気になるはずない。
好きになんて、なるはずない。
こんなの、こんなのって…
ちょろ過ぎるだろ…僕。
重「待てよ、もうちょっとだから、すぐそこだよ」
佐「村田今日酔いすぎてない?(笑)」
村「大丈夫でーーす!勇輝さんと違って俺は飲めるんでー!」
佐「喧嘩売ってるだろ(笑)」
重「着いたよ、ここ」
シゲさんが重々しい扉を開けると乾いた鈴の音が鳴り、中は若干薄暗く、どことなく甘いような煙たいような香りが漂っていた。
「「いらっしゃいませー!」」
重「おー!ママ!やっほー!」
マ「やーんシゲちゃーん!久しぶりー!」
シゲさんは知り合いであろう女の人と話しながら中に入っていき、僕達もそれに続いた。
案内されたのはソファがコの字型になったボックス席だった。
重「まぁ座れよー」
村「えー!何ココ初めて来た!」
重「いっつもお前がうるさいからだよ(笑)」
佐「…」
村「出た、勇輝さんのコミュ障(笑)」
佐「コミュ障言うな!びっくりしてるだけだよ…」
マ「しげちゃーん、飲み物何にする?前のボトル残ってるけど?」
重「じゃあそれにしよっかな、みんな一緒でいいから3人分ね!ソーダ割りで!」
マ「はいはーい!」
うわ、ソーダ割りってことはウイスキーとか焼酎とかかな…大丈夫かな…飲めるかな…
さすがにシゲさんの顔は立てたいから飲むけど潰れるのもやだしな…
シゲさんと村田はどの子がいいだの、ママは腐れ縁だの色々話している。
なるべくペースゆっくりにして飲むかな。
とか1人で色々考えていた時、
「お邪魔しまーす!」
「失礼します」
ママではない2人の女の子が席にやって来た。
1人はピンク色のドレスを着た黒髪ミディアムくらいの女の子。
もう1人は薄い黄色のドレスを着た茶髪にゆるくパーマをかけた髪の女の子。
ユ「ユズとハナです、お兄さんたち、間入らせてもらいますねー!」
ユズと言った黄色のドレスの女の子はハナという女の子を村田とシゲさんの間に入れると、僕とシゲさんの間に座り、テキパキとおしぼりやコースターを並べていった。
ユ「みなさんはママのお知り合いなんですか?」
重「俺が前にちょこちょこ来ててさ、今日久しぶりに来たんだよね〜。ママが働き始めた頃のことも知ってるよ(笑)」
ユ「えっ!うそ!私も知りたい!(笑)」
ユズという子は話を1つ投げかけると、そのまま綺麗に聞き役に入っていった。
マ「お待たせー!しげちゃん!ウイスキーソーダ割り3つね!」
重「おー!ありがとう」
ユ「お作りしますねー!濃いめ、薄めどうがいいとかあります??」
重「や、普通の割合で大丈夫だよ、あ、コイツのは薄めにしてあげて(笑)」
シゲさんは僕を指しながらニヤニヤしてユズさんに伝えた。
ユ「おっけおっけー!(笑)あっ、シゲさん、私達もご一緒してもいいですか??」
重「おぉ!ほんとだ!もちろんどうぞ」
ユ「ありがとうございます♡」
重「じゃあ、乾杯!」
「「かんぱーい!」」
……
やばい、すごい楽しい。
楽しすぎて、ペースが早くなってしまう。
ユズさん、という人は本当に綺麗で面白い。
やっぱり仕事柄なのか話し上手で聞き上手だ。
シゲさんや村田のノリに付き合いながらも手や目線は動いている。
それに…
ユ「じゃあ勇輝くんは野球してるんだねー!ポジションどこなの?私野球詳しいから何でもいけるよ!」
佐「あ、レフトを…」
ユ「レフト?!じゃあ強肩さんだ!足も速いし肩も強いんだねー!すごいかっこいいね!」
佐「いや、そんな…」
ユ「なんでー?すごいじゃん!レフトとかほぼ体力勝負でしょ?かっこいいよ!」
とても褒め上手でいちいち照れてしまう。
ユズさんは、瞳がとても綺麗で表情豊かだ。
その分話してても安心感があるし、話すのがすごく楽しい。
もっと、もっとユズさんと話したい。
シゲさんも村田もママやハナさんと楽しげに話しているからこっちに気も向かないみたいだし。
村「え、ハナちゃんって今何歳?」
ハ「あ、ハタチです…」
村「えぇ!大人っぽいね!かわいいね〜!ねぇねぇ、」
マ「ハナちゃーん!お願いしまーす」
ハ「あっ、はい!あの、ご馳走様でした…」
重「はーい!行ってらっしゃい!」
ミ「代わりにお邪魔しまーす!ミレイです♡あっ、じゃあ、お兄さんのお隣、座りますね?」
村「はーい!どうぞどうぞ!」
ハナという女の子はママに呼ばれてどこかへ行ってしまったが、入れ違いにミレイという紫色のドレスを着た女の子が村田の隣に座った。
佐「あ…村田、あの子のこと好きそうだな」
ユ「あの子ってミレイちゃん?」
佐「わっ!」
ユ「?」
独り言のつもりが声に出ていたようで、耳元でユズさんは僕に話しかけた。
わ、ユズさんの肌めっちゃ綺麗…
瞳も、唇も、長い睫毛も。
どうしよう、酔いが回ってあんまり頭が働かない。
変なこと言わないといいけど…
佐「あ…そう、村田はあぁいう元気で可愛い子が好きだからさ、付き合う彼女もそんな感じの子が多いんだよね」
ユ「へぇぇ、そうなんだ〜!!っぽいかも〜(笑)ところで、」
佐「?」
ユズさんが僕に近付くのがスローモーションに見えた。
ユ「(ウイスキー、しんどいでしょ?こっそりソフトドリンクに変えようか?」
佐「///お願いします…」
ユ「(何がいい?基本なんでもあるけど」
佐「あ、じゃあジンジャーエール…」
ユ「うん、りょうかい」
やばい、耳元の声、めっちゃドキドキする。
シゲさんに気を遣ってだろうけど、身を乗り出す時とか、耳元でこそっと話す時とか、ドキドキしすぎて顔が赤くなってるのがバレてるはず。
重「え、勇輝!?お前大丈夫か!?」
佐「へ…?」
マ「きゃあ!顔真っ赤じゃない!酔っちゃった!?」
ユ「え、ほんとに大丈夫?すぐドリンク来るからね!」
違う、これは酔いじゃない。
この熱は、アルコールじゃない。
佐「…あ、大丈夫、です」
やばい、こんな、本気になるはずない。
好きになんて、なるはずない。
こんなの、こんなのって…
ちょろ過ぎるだろ…僕。
