恋のシンドローム




冗談を言ってられる状況でもなく、私はあおに謝りに行かなきゃ行けない訳で。


確かにご飯を食べに来てもらわなきゃ体にも悪いし心配だから、呼びに行こう。



_ピンポーン_


家を出てすぐ向かい側にあるあおの家のベルを鳴らす。


___出てこない。


_ピンポーン_


『…何』


「あお、ご飯」


『今日はいい』


「なんで、ママ待ってるし」


『…いいって』

「きてよ、」

『藍翔ー?誰ー?』


……え?


_ピー_

という音と同時に呼び鈴の音声が途絶える。


……女の子といるの?


いや、あおは女嫌いで、女の子の友達なんて私が知らないわけないし…、



ふとあおの家を見上げる。



……っ、


ちょうど見上げると見える位置にはあおの部屋の窓があり、



中では人二人分の影が重なっていた。