「今からは新しい生徒会役員募集について話す。今月から生徒会の役割を一つ増やすから生徒会役員を一人選挙で決めるそうだ。今回はシリュネ族限定の選挙らしい。まずはクラスで一人決める。選挙に立候補したい人はいるか?」
え、今から生徒会役員を決める選挙の立候補者を決めるの…?
もしこの選挙で勝ったらまた聖花様に会えるってことかな。
立候補してみようかな。
「はい。僕やりたいです。」
「俺もやりたいです。」
え、二人いる…。
もう一人は真面目で成績がい来栖君だ。
どうしよう、僕来栖君に勝てるかな。
自身なくなってきた…。
「お、二人か。じゃあ今からどっちがクラス代表で新生徒会役員選挙に出るか決めよう。みんなの前で意気込みを聞かせてくれ。」
緊張してきたっ。
みんなの前で、か。
何を言おう。
来栖君はどうかな…。
めちゃ真剣な顔してる。
多分今何を話すか考えているんだろうな。
僕も考えないと。
僕的には真面目過ぎてもだめだと思うんだよね。
だから、真面目なことを言いつつも元気要素を入れたほうがいいと思う。
それを頑張ってみんなの前でやるんだ。
「じゃあどっちから話すか?」
来栖君は…下を見てる。
まだ悩んでいるってこと?
僕、先やったほうがいい感じかな。
「じゃあ僕から話します。」
ひぇ~っ!
緊張してきたっ。
みんなの目線が僕に来てる。
戸惑わない。
大丈夫。
僕、失敗だけはやめてよね。
「僕は新生徒会役員選挙のクラス代表に立候補した卯月朔です。僕が生徒会役員になったら学校のみんなが安全安心に学校に来れるようサポートしていきたいです。僕は生徒会が真面目過ぎても学校がめちゃくちゃ楽しいって事にはならないと思っているので、僕はみんなが楽しい生活ができるような学校にします!もちろん勉強はやりますけど…。どうか僕に投票をよろしくお願いしますっ!」
い、言い切った…。
結構頑張ったよ僕。
自分の本気を見せれたかな。
「いい意気込みだったな。じゃあ次来栖。」
「新生徒会役員選挙のクラス代表に立候補した来栖陸です。俺が生徒会に入ったら皆様が安心して過ごせる学校にしたいです。以上。」
えっ、これだけ?
まあシンプルなのもいいと、思うよ。
「じゃあ今からどっちがクラス代表にふさわしいか多数決で決める。みんな紙にいいと思った人の名前を書いてこの箱に入れてくれ。」
お願いお願いっ!
僕が選ばれますように。
「選ばれたのは、卯月朔だ。生徒会に入れるように頑張るんだぞ。みんな大きな拍手を。」
やったー!
嬉しすぎる…。
頑張ったかいがあったなぁ。
「ありがとうございますっ!」
「卯月。後で職員室前に集まってくれ。」
「はーい。」
なんだろう。
多分生徒会についてだよねー。
「じゃあ各自休み時間にするように。」
はぁーっ!
なんか話しただけなのに疲れちゃった…。
「卯月。」
ん?
この声は…
「来栖君!どうしたの。」
「新生徒会役員クラス代表おめでとう。」
「ありがとう。そういえば来栖君いう言葉少なくなかった?」
僕より圧倒的に少なかった気がする…。
いや逆か?
僕が多すぎるのかな。
「あれ興味半分でやっただけだし。卯月がなってよかった。自分が選ばれたらどうしようかと思ってた。」
あ、そういうことなんだ。
興味半分でやるって結構すごい。
「そうなんだね!興味をもってそれを行動にするとかすごいよ‼お疲れ様。」
「うん。じゃ。」
あ、僕職員室前に行かないといけないんだった。
さっき言われたばかりなのに忘れてた。
確か、職員室はこのあたりだったはず…。
あまり来ないからうろ覚えなんだよね。
あった!
「すみません。遅れてしまって。」
「ああ、構わないよ。皆今集まったところだから。」
よかったぁ。
遅刻したら僕のイメージが下がっちゃうよね。
危なかった。



