いつも通りのことなのか、真剣に考えているのか分からないが、仕事クズを卒業できるならした方がいいと思う。
この機会に京極さんには、仕事を極めてもらいたい。
〟そうですか。では、頑張ってください。〟と私は送った。
すぐに既読はつき、″はい〟と返事が来た。
返信した後、私はコンビニで買ってきた鮭おにぎりをかぶりつきながら、SNSを眺めた。
その時まで、私は知らなかった。
本間くんが何を企んでいるのか。
まさか、本間くんに知られているとは思わなく、油断していた。
スマホを眺めて、余裕そうにしている私をからかうように本間くんは影で言動していることを。

