クズにはクズのやり方で

 京極さんは私の腕を掴んで、耳元で囁いた。

「…鳳凰さんは…どうされたい? 教えてください」

「……っ…知ってますよね?」

私は京極さんの問いかけに、肩があがった。急な耳打ちで身体全身がゾクゾクと震え上がった。

「知ってますよ。愛し愛されたいんですよね。鳳凰さん、好きです」

 京極さんは私の身体全体を抱きしめた。

 私はすぐ抱き返した。

 私の頬を京極さんの手で包み込み、キスをした。

 柔らかいキスが口内へと侵入してくる。

「好きです。京極さん」

 お互いを求めあうように、角度を変えながらキスをした。

「僕も好きです。愛してる」

 京極さんの舌が私の舌と絡み合う。

 優しく少し強引だけど、私を人間として扱ってくれる。

 繊細なものを触るかのように私の肩をゆっくりと撫でて、私の心まで温まる。

「……っ…私も愛してます」

 一瞬止まってから私は京極さんに息切れをしながら、想いを伝える。

 京極さんは目を見開いて、眼鏡を外し、テーブルに置いた。

「その顔、反則。それには、お仕置きが必要だね」

 そう言ってから京極さんは私をお姫様抱っこして、ベットに連れられた。