クズにはクズのやり方で

 善がみんなに大きい声でわざと「俺が好きだから付き合っている」と、堂々と宣言した。

 とても、嬉しかった。

 そんな幸せの絶頂な時、恋愛史上最も最悪な黒歴史ができた。

 雷雨が鳴り響いていて、大学から家に帰ろうとしていた。

 早く家に帰りたいと思い、大学の入り口を歩いていたら、善がいた。

 確か、善は今日バイトの日だからいないはず。

 見間違いかと思って、通り過ぎようとした。

 けれど、声で分かった。

 善だって。

 大学の入り口より奥まったところに善はいた。

 見えないように隠れていたが、私のところからははっきり見えた。

 大学の入り口なのに、こんなところで何をやってるのかと思い、覗いてみると、衝撃的なものを見てしまった。

「………っ…嘘……だよ……ね」

 私が見たのは、セックスするところだった。

 一年ちょっと付き合って、私は善とはセックスはしてなかった。

 大切にしてくれると思っていた。

 だけど、違かった。

 あとから知ったのは、善はいろんな女と遊ぶ人だった。

 みんなに私が好きだって、大告白したのは驚いたそう。

 でも、裏では他の女と遊んでいた。

 私は、何も知らなかった。