クズにはクズのやり方で

「じゃあ、それ全部頼みましょうよ。本間くんが言ってたようにシェアしましょう。本間くん、それでいいよね」

 私はスマホを弄っていた本間くんに尋ねる。

「ああ、いいですよ。じゃあ、俺の分もみんなでシェアしましょう」

 本間くんはニンマリと微笑んでいた。

 この笑顔はなにかを企んでいるような笑みではなさそうだ。

「…じゃあ、そうしよう。すいません、注文したいんですけど」

 私は手を上げて、店員を呼んだ。

「…サムギョプサルコースとチーズタッカルビと石焼ビビンバと海鮮チゲラーメンお願いします」

「承知いたしました。繰り返します。あ、サムギョプサルコースとチーズタッカルビと石焼ビビンバと海鮮チゲラーメンですね。少々お待ちください」

 店員は軽く礼をして、仕事へと戻った。

「…鳳凰さん、三人でこの量食べれます?」

「食べれるんじゃない。男二人いるんだから、食べれないことはないんじゃないかな?」

「それ、偏見ですよ。男だからって、食べれないかもしれないじゃないですか」

 本間くんは手を左右に振り、私に言葉を返す。

「でも、本間くん。結構食べる方だよね。職場でも噂になってたから」