クズにはクズのやり方で

 案内された場所は、三人で座れる個室席だった。

「……俺、ここ座ります。二人は奥でいいですよ」

 廊下側に本間くん。

 向かい側には京極さんと私が隣あって座った。

 どんな席順? 

 なんで京極さんと私が隣同士で並ぶのか。

 まぁ、本間くんよりは京極さんの方がいいが。

「なに、頼みますか? あ、俺、サムギョプサルコースにしよう。お二人は?」

 本間くんはメニューを開いて、すぐ決めたのか注文するものを選んだ。

「本間くん。それ一人で食べられるの? 私はチーズタッカルビにしよう」

 私はメニュー表をぺらぺらとめくり、注文するものを選んだ。

「食べれますよ、多分。食べれなかったら、みんなでシェアしましょう」

「シェアする前提じゃない? 京極さんは?」 

選び終わった私は、まだ決まっていない京極さんに声をかける。

 すると、眉間の皺を寄せて、メニュー表とにらめっこしていた。

「…京極さん。そんな睨まなくても……迷ってるんですか?」

「はい。迷ってます。石焼ビビンバと海鮮チゲラーメンどちらかにしようかなと迷ってるんですよね。うーん…」

 メニュー表を立てたまま、まばたきもせずに答えた。