王子様を助けたら子供を授かり溺愛されてどこまでも追いかけてくる件

リュウコウは香りもよく化粧品にするには最適なのだが、どこで手に入るだろうと思案して庭師に聞いてみると、温室にたくさん植えてあると言うではないか、驚いて温室に行ってみると隅の方に雑草のように蔓延っているのが貴重な薬草のリュウコウだと庭師が教えてくれた。

たまたま、いつも苗を仕入れている所で珍しい物が手に入ったと聞いたので見に行ってみると貴重な薬草のリュウコウだったので、サオリーナがいつか欲しがるかもと思って苗を買って植えて置いたそうだ。

温室の中で育てるものらしく順調に増えて行ったと庭師は嬉しそうに語ってくれた。

サオリーナは庭師に何度もお礼を言ってレンジョウとリュウコウを使って美肌効果抜群の保湿乳液を作り出した。

まず自身とマリアそれに屋敷の女性使用人にも使ってもらって感想を聞くことにした。

自分も使ってみて大満足だった。夜寝る前にルカにも塗ってあげると二人してとてもいい匂いに酔わされて、ルカに朝まで離してもらえなかった。

これはちょっと失敗したと反省するサオリーナだった。

でもルカもその効果を実感した様で、商品化に協力してくれた。

リュウコウは一年中あるがレンジョウは3~4ヶ月位しか花は咲かない。

でもその間は花を摘んでも次々に花を咲かせてくれるのでその時期に大量に作って無くなればまた次の年に買ってもらうと言う形にする事で希少性があって余計に人気に火をつけた。

マリアは香水の調香が得意なので、3種の香水を作り出した。

そうして“マリーナ”と言う名前で、化粧品として売り出すことにした。マリアとリーナを合わせてルカが名前を付けてくれたのだ。

オルカイ帝国の薬屋で作っていたヘアケア製品や手荒れに聞くハンドクリームも化粧品として入れ物やパッケージを工夫しておしゃれに仕上げた。やはり、見た目も大事だ。

王都の繁華街に化粧品と薬の両方を置くお店を出した。

公爵夫人が運営するお店で王妃様も御用達の化粧品に騎士団御用達の回復薬や傷薬と言う事で、毎日お店は大盛況になった。

ルカは敷地内に工房を作ってくれて、ルーカスがジョージアと元気よく走り回る様子を見ながらマリアと一緒に工房で仕事をするのが日課になった。