王子様を助けたら子供を授かり溺愛されてどこまでも追いかけてくる件

そして1ケ月後には国王陛下は見た目もスリムになり、服も今までの物がぶかぶかになってしまい嬉しいサイズダウンになったようだ。

それに王妃様迄若い頃の体重に戻ったと言って大いに喜んで下さった。

今では国王陛下は馬に乗って公爵邸までルーカスに会いに遊びに来られるようになった。

毎日の散歩と乗馬で運動量は充分になった。国王陛下はまた若い時のように乗馬ができるようになって楽しみが増えたと破願されていた。

でもルカが自分の留守に勝手に上がり込む陛下に少々お冠のようだ。

マリアも最初はびっくりしていたが、国王陛下の気さくな人柄に触れて今ではすっかり仲良しでルーカスと3人で薬草畑の手入れまで手伝わせている。

土いじりなどした事がなかったのにすっかりはまってしまったようで毎週必ず一度は王宮を抜け出してくるようになった。

マリアはサオリーナの妹という立場になっている。呼び方もリーナでは示しがつかないのでリーナ姉様、ルカ兄様と呼ぶようになった。でも二人でいる時はリーナと呼んでいつもの調子で接してくれる。

王妃様は国王陛下が自分だけルーカスに会いに行くのが許せないらしく必ず馬車で後を追って来るのだった。

そして、その日はサオリーナの手料理を食べるのが国王夫妻の楽しみになった。

ルカは早く帰って来て週に一度の国王夫妻の晩餐会には必ず家にいるようにしているようだ。

ルーカスやサオリーナが、国王夫妻に盗られるようで嫌なのだと、まるで子供みたいなことを言っている。

自分の両親なのにといつもマリアに揶揄われている。

ルカはサオリーナへの溺愛がすごいそれを隠す素振りもなく家でもルーカスの前でもすぐに抱きしめて隙あらばキスをしてくるのだ。

ルーカスに見つかると“ルーも“と言って二人の間に割り込んできて、どちらにもキスを強請り頬にチュッとキスをしてやると大満足している。

ルカが言っていたシャリの木に似た木はシャリの木ではなかったが、もっとすごい効能のある木が沢山ある事が分かった。

日本の桜のようにたくさんの黄色い花を咲かせる木を見つけて、頭の中の百科事典で調べるとレンジョウという木で黄色の花は美肌効果と保湿効果があると書いてあった。

そしてそれにリュウコウという貴重な薬草なのだが、それを混ぜて作ると効果が倍増すると書いてあった。