王子様を助けたら子供を授かり溺愛されてどこまでも追いかけてくる件

痛風に関しては卒論で研究した病気の一つで痛風に似た病気なども調べてその食事の献立とかを考えて卒論に組み込んだりしたので、ちょっと詳しい。

やはり贅沢病と言われる痛風を患っている人はフォブル村でも王都でもサオリーナの周りには居なかった。

「陛下、この症状はよく知っています。陛下は麦酒を好まれて飲んでいませんか?」

国王陛下の体形は完全にビール腹のようだ。お腹ポッコリさんになってしまっている。

この時代の麦酒はエールに似ている。

「うん、さすが薬師殿だな。医者に診てもらっても原因不明と言われたのだ」

「たまたま私のおじいちゃんが陛下と同じ症状だったのです。おじいちゃんの病気を治したくて薬師になったのです」

ちょっと嘘をついてそれらしい理由を付けておいた。

この時代に痛風なんて言う病名はないので、オルカイ帝国にはたまに見られるのだと言っておいた。

「どうしたら痛みは無くなるのか、痛みをなくす薬は作れるか?」

「はい、痛み止めは簡単に作れますが、根本を絶たなければいつまでも痛みは襲います。そしてだんだんと痛みは強くなって足首や膝にも痛みが現れます」

「それは困った、サオリーナ嬢は根本を絶つ方法を知っているのか?知っているなら教えて欲しい」

「リーナ、僕からもお願いする。父上はこのところこの親指の痛みで公務ができずに困っておられる」

ルーカスが国王陛下の所にやって来て足の近くにしゃがみ込んで、

「いちゃいのいちゃいのバイバ~イ」

と言って心配そうに陛下の脚を見ている。その可愛さに皆が悶絶してしまった。

その後サオリーナは、陛下に食べて良い物悪いものなどの説明をして、王宮の料理人に国王陛下に出す食事の指導もすることになった。