ルカはびっくりして、後ろを振り向くとそこに末の弟のボルドが立っていた。
ちょっと怒ったように口をとがらせてルカをにらんでいる。
「兄上、僕は一番下なんで国王になるなんて思っても居ませんよ。急に僕に責任を押し付けないでください」
「責任を押し付けているつもりはない。僕だって第1王子が王太子になるもんだと子供のころから思っていたんだ。だから僕は兄上を補佐できるように色々勉強してきたけどそれは王になる為ではない」
「じゃあ、僕が王太子になったら兄上が僕を助けてくれますか?僕の補佐をしてくれますか?そして僕が王になったら宰相として仕えてくれますか?それなら王になってもいいですよ」
ルカはぐぐーっと唸ってしまった。それならルカはサオリーナの隣に行くことはできない。
「ルカ、今ボルドが言ったことをよく考えてみてくれないか。儂もそれなら安心して王座を降りることができる。4人の息子のうち優秀で頼りになる二人が残って二人で力を合わせてくれるなら、儂の治世よりもずっと安定して国を守っていってくれるだろう。いやもっと発展させていってくれるかもしれないな。うん、それは良いな。ボルドいい考えだ。よく言った」
王はご機嫌で謁見の間を出て行った。床に座ったルカは
「ボルド、覚えてろよ」
と恨めしそうにつぶやいた。
「でも兄上、王位継承権を放棄して公爵に降下すればこの王宮に住んでいなくてもいいんだし、王都のどこかに屋敷を構えてサオリーナさんを呼べばいいんじゃない?別に公爵夫人としての公務なんかはしなくてもいいんだし、それを納得してもらって口説き落とすのはルカ兄さんの腕次第だよね。僕も譲ったんだ。本当は王なんて面倒な者になりたくはないよ。後はルカ兄さんの覚悟次第だね。じゃあねえ、ゆっくり考えて」
そう言うと後ろ向きで手を振りながら出て行った。
ルカはボルドの背中を恨めしそうに見つめながら、しばらく立ち上がれないでいた。
ちょっと怒ったように口をとがらせてルカをにらんでいる。
「兄上、僕は一番下なんで国王になるなんて思っても居ませんよ。急に僕に責任を押し付けないでください」
「責任を押し付けているつもりはない。僕だって第1王子が王太子になるもんだと子供のころから思っていたんだ。だから僕は兄上を補佐できるように色々勉強してきたけどそれは王になる為ではない」
「じゃあ、僕が王太子になったら兄上が僕を助けてくれますか?僕の補佐をしてくれますか?そして僕が王になったら宰相として仕えてくれますか?それなら王になってもいいですよ」
ルカはぐぐーっと唸ってしまった。それならルカはサオリーナの隣に行くことはできない。
「ルカ、今ボルドが言ったことをよく考えてみてくれないか。儂もそれなら安心して王座を降りることができる。4人の息子のうち優秀で頼りになる二人が残って二人で力を合わせてくれるなら、儂の治世よりもずっと安定して国を守っていってくれるだろう。いやもっと発展させていってくれるかもしれないな。うん、それは良いな。ボルドいい考えだ。よく言った」
王はご機嫌で謁見の間を出て行った。床に座ったルカは
「ボルド、覚えてろよ」
と恨めしそうにつぶやいた。
「でも兄上、王位継承権を放棄して公爵に降下すればこの王宮に住んでいなくてもいいんだし、王都のどこかに屋敷を構えてサオリーナさんを呼べばいいんじゃない?別に公爵夫人としての公務なんかはしなくてもいいんだし、それを納得してもらって口説き落とすのはルカ兄さんの腕次第だよね。僕も譲ったんだ。本当は王なんて面倒な者になりたくはないよ。後はルカ兄さんの覚悟次第だね。じゃあねえ、ゆっくり考えて」
そう言うと後ろ向きで手を振りながら出て行った。
ルカはボルドの背中を恨めしそうに見つめながら、しばらく立ち上がれないでいた。



