王子様を助けたら子供を授かり溺愛されてどこまでも追いかけてくる件

その正体はわからないがこれが腹痛を起こす原因なのではないかと思うと言うとびっくりして、これを持って帰ってもいいかと聞くので、持って帰らなくても役所の水道で同じように試してみればいいと提案した。

あたふたと帰っていった担当者は、また取って返して来て腹痛の薬をいつものように買っていった。

その後薬師の研究者たちによって水道のろ過に問題があるとわかり、浄水するための薬が開発されて水をためて各家庭に送られる浄水所の水に入れられるようになったそうだ。

水道の水は安心して飲めるようになったが、煮沸して飲むのが一番いいことに変わりはないのでシャリの木のお客様は相変わらずそのようにしているようだ。

役所からも担当者が来て何とか水道の浄水ができたので今回の事は広めないようにしてもらえないかと言ってきた。

役所や水道の担当の部署の不始末になるので一般に知られるとまずいのだと頭を下げられた。

いたずらに民の不安を煽る必要もないので是正されたのならそれでいい。もちろん誰にも言いませんと約束した。

そう言う事があった後、役所の待遇は非常によくなった。

役所に薬を常備してほしいという事で毎月色々な薬を一定数常備しておいて無くなったらまた補充すると言う形式が取られるようになった。

日本で言うなら“越中富山の薬売り“みたいだなあと、前世を思い出して笑ってしまった。

でもさらにいい事には常備する薬もすべて買い取りにしてくれた。

役所は徒歩で20分くらいの所なので月に2度ほどマリアが出向いて追加の分を用意することになった。

役所には女性も沢山働いていると言うので、手荒れのクリームや肌につける保湿のクリームなんかも、マリアが行く時に持っていったら、飛ぶように売れるようになった。

スキンケアからヘアケアまでそのうちラベンダーで香水も作ろうかとマリアと話している。

ここにきて化粧品作りも可能になってきた。薬師が作る化粧品と言う事で信用度も高いようで本当によく売れるのだ。