王子様を助けたら子供を授かり溺愛されてどこまでも追いかけてくる件

マリアを巻き込んでここまで連れて来てしまった。

何とか落ち着いて暮らせて子供を産み育てる場所を決めたい。

後2ケ月もすればお腹も目立ってくるので、それまでには落ち着いていたい。

次の日は乗合馬車で王都の中心地に向かって移動した。

宿も長逗留ができるような安全で綺麗な所を探して落ち着いた。

宿に大きなカバンを置いて貴重品だけは身に着けて、まずはどの辺に住む事にするかを決めるために王都を歩くことにした。

ところが全く初めての場所で宿で地図をくれたのだが、王都の中心地の繁華街の地図のみなので他の住宅街や治安のいい悪いもわからない。

そこで宿に戻って宿屋の主人に住むための家を探しているのだが、信用できる人を紹介してくれないかというと斡旋屋を紹介してくれた。

紹介状を持たせてくれて、宿の主人の名前が書いてあるので安心して行けばいいと言ってくれた。

ちょっと中年太りでふっくらとした人のよさそうな主人だった。

斡旋屋の主人も誠実そうな人で、まず王都近辺の住宅街が分かる地図を見せてくれて、治安の良い所を教えてくれた。

今は女二人なのだが、あとで旦那様が合流するのだと言う事や後半年もしたら子供が生まれるので産婆のいるような所だとありがたいと嘘に真実を織り交ぜながら話した。

また、2級薬師の資格があるので、薬屋も開きたいと言うと、それを早く言ってくれと叱られた。

なんでも医者や薬屋やなどは役所が優先的にいい場所を紹介してくれるし、開業にも力を貸してくれると言う事だった。

斡旋屋にも通常より割のいい斡旋料が入るそうだ。

サオリーナは2級薬師の資格証を見せた。斡旋屋の叔父さんは資格証の番号を控えて”任せておけ絶対に良い所を紹介してやる”と請け負ってくれた。