王子様を助けたら子供を授かり溺愛されてどこまでも追いかけてくる件

もう少し余裕をもって動けるようにするには、もう一人給仕の女の子または調理の補助ができる人を雇うか、提供できる定食の数を決めてそれ以上は今日はもうおしまいですと言う事にする。

そして、定食以外にバターロールパンにハムや野菜を挟んだサンドイッチを定番にすると言うのを、ルカが提案した。

今日の賄で食べた物がとても美味しかったので、それならバターロールパンをある程度用意しておけばすぐに作れる。せっかくお昼を食べに来てくれたのに食事になるようなものが何もないと言うのは、申し訳ないと思うと言った。

それなら、サンドイッチにスープを付けることにすれば定食に必ずつけるスープを多めに作っておけばいいので、そんなに手間ではない。

人を雇うのはすぐには無理なので、定食を限定数にして、スープ付きのサンドイッチをメニューに加えることにした。サンドイッチはお昼の時間だけではなく開店している間は出せるようにする。

そして、ルカにサンドイッチの作り方を教える事にした。自家製のマヨネーズやトマトソースを作っておけばそれをパンに塗って後は具を挟むだけなのでルカにもできるはずだから…

ルカは何にでも好奇心一杯で、楽しんでカフェの仕事をしてくれた。

定食は35食とした。こうすることによって初日のあたふたとした動きが無くなり、3人とも落ち着いて対応ができるようになった。

相変わらず昼の定食は人気で日替わりでメニューが違うので、毎日来てくれる人もいる。

また、マリアの言ったようにお茶の時間にはルカ目当ての若い女性のお客様で満員になり外に並ぶと言う変事が起きる日もあった。

ケーキは日替わりにしたが、野菜クッキーやパイ生地の焼き菓子、マドレーヌなどは定番にして、お持ち帰りのコーナーにいつも置いておくようにした。

定食のデザートは数を決めたことで、プリンやテイラミスやロールケーキなどきっとこの世界にはないであろうスイーツを出すことができて、ますます定食の人気が上がった。

極めつけはスイートポテトだった。今度いつスイートポテトが付くのかと何度も尋ねられて、日替わりのケーキにスイートポテトが加わった。

持ち帰り用にも作れないのかと聞かれるが、秋に収穫したものを使い終わればその年はもう作れない。

来年はもっと沢山サツマイモを植えようと言う事になった。

定食も曜日でメニューを固定したので、準備がらくになった。