王子様を助けたら子供を授かり溺愛されてどこまでも追いかけてくる件

そして今日は再開店の日だ。

OPENの看板を出す前に3人で動作の確認と今日のメニューの確認をした、お客様にメニューをきちんと説明してもらわなければならないからだ。

メニューは前の食堂でも一番の人気だった鶏のから揚げとオリジナルのドレッシングをかけたサラダとサツマイモのポタージュスープにクロワッサンが2個、食事の後に紅茶かコーヒーに今日のデザートが付く。

今日は、野菜のクッキーを3個付ける予定だ。ほうれん草にニンジンとカボチャのクッキーを昨日の夜作っておいた。

ルカは味見と言って作る側から食べていくのでサオリーナは怒りながらも笑ってしまい最後にはルカにも手伝わせて大量に作った。

ルカは甘いものが好きだったんだと気付いたと言って喜んでいた。単純だ。

薬屋の方もいつもよく売れる傷薬や腰痛の貼り薬に回復薬などとルカが木に登って取ってくれたシャリの葉で解熱の飲み薬も作った。

薬は毎晩少しづつ作り貯めておいたが、1カ月以上もお休みにしてしまったのできっと沢山の人が買いに来るだろうと思い。充分の数を用意しておいた。

後1~2ケ月もすると手荒れの薬が出るようになるのでそろそろ作り始めなければならない。

そして11時の開店の時間になった。薬屋は10時からだからすでに何人かのお客様の対応をサオリーナは済ませていた。

11時半からの2時間程は薬屋は閉めることになっている。

皆よく知ってくれているので、無理を言ってくる人はいない。

店を開けるとすでに何人かのお客様が待っていてくれた先頭にいるのは大工のケレンだ。家族4人で来てくれたようだ。

外に並んでいる時にドアや窓のオーニングなどを父ちゃんが作ったんだ。かっこいいだろうと嬉しそうに子供達に自慢している。

あっという間に満席になり、少しテーブルを増やしたにもかかわらず。1時前にはもう材料もなくなってしまった。

その後からの人には定食はもうないのである材料でサオリーナが何とか作った物を食べて貰った。

ルカは時々調理場にやって来てトレイに料理をのせたりスープをカップによそったりしてくれて、てきぱきと動いてくれてとても助かった。

結局後で3人の食事にと思ってとっておいた鶏肉もスープもクロワッサン迄なくなってしまって、昨日のバターロールにハムや野菜を挟んで食べられたのは2時前でそれも調理場で立ち食いしたのだった。

5時に閉店するときには3人ともぐったりしていた。これが毎日続くようだと1週間で音を上げてしまいそうだ。

そこで、店を閉めた後夕食を食べながら3人で話し合った。