The story of a girl (一人の少女の物語)

ソファーの上で、ぐったりと体の力を抜いている。

薬を飲んだ後の気だるさと、拒絶されたことによる体の消耗が重なって呼吸すらままならない状態になる。

海音「はぁ.....はぁ.....あ、くら、...なんで...。

   僕は、お前の味方なのに.....。」


海音の声は兄弟たちの生活音によってかき消された。



海音の体に浮かんだ汗をタオルで拭きながら、低く促すように言う。

龍希「海音、今は休め。いつものことだろう。

   あいつはいつもそうだ。」


未樹「ま、放っておけばいいだろ。

   どうせすぐ機嫌直して戻ってくるよ。

   今のうちに俺たちは、やることやんぞ。」


光「お兄ちゃん.....。しっかり食べて...?冷めないうち

  に.....。」