「はっしーはなんで教師になったんだろうね。」

「それ思った。」

腕組んで煙草を蒸す姿は先生ってよりやくざの姐さん…?サングラスが黒くひかってる。

「あやこ、麻由。持ってきたね。偉いじゃん」


ゴミ袋を焼却炉に投げ込むと、はっしーが頭を撫でてくれた。

「麻由とか無心に拾ってたもんね。」

「あたし完璧主義者だから?」

「その考えを勉強にも生かせっての。」

べしっと頭をはたくはっしーがやっぱり教師らしくなくて、麻由と私は笑った。