好きになっちゃだめなのに⁈〜極甘御曹司に溺愛されて困ってます〜

男性は面白いものでも見つけたようにクスっと笑って口角を上げた…



「それはここで俺にズボンを脱げってことか⁇」



ニヤリと薄笑いをしながら意地悪そうに言葉を発する男性に私はカーッと赤くなって恥ずかしくなった…



「そ、それは…今ここで脱げって意味じゃなくて…」



プッ、ハハハ



必死に弁解する私に男性は堪えていたものが噴出したように、笑いの栓の蓋でも取れたかように笑い出しだ…



「分かった…じゃあ場所を指定するから、後日そこまでズボンを取りに来てくれ‼︎時間と場所は追って連絡する‼︎」



そう言って私に携帯の連絡先を教えてくれと紙とペンを差し出した…



あっはい…



私はドキドキした気持ちで差し出されたメモ紙に自分の携帯番号を書き始めた…



慣れないシチュエーションに私は辿々しくなってペンを持つ手が震えてしまう…



これです…



書き終わってそう緊張しきった声で話す私は、完璧に慣れてないのが表に出てしまっている…


男性は私の携帯番号に書いてあるメモを手に取ると、「この番号を登録しておく。君の名前は⁇」と何も臆せず私に訊ねた…



「わ、私は林野美空です」



そうハッキリと答えた私はやっぱり声が裏返って緊張してしまう…



超絶イケメンの紳士は、「分かった。後ほど連絡する」と一言言って私に笑顔を向けると、スタスタと格好良く紳士的に去っていった…