好きになっちゃだめなのに⁈〜極甘御曹司に溺愛されて困ってます〜

「弁償はいい…このズボンはおそらく君では弁償できないような代物だ…ズボンを汚したことなら気にしなくていい…」


では…



そう言うと男の人は紳士的に去ろうとする…



「まっ、待ってください⁉︎それじゃ私の気がすみません⁉︎せめて私にこのズボンをクリーニングさせてください‼︎」



申し出た自分の咄嗟の言葉に自分で驚く‼︎



でも…



何もしないなんて申し訳なさ過ぎて私の気が済まない…



私は半ば強引に汚してしまったズボンのクリーニングを申し出た…



男の人は顔を顰めながら、怪訝そうに私の顔をじっと見ている…



でも、少し考えた次の瞬間、明らかに不審がっていた疑いのような表情から、優しい柔らかい表情に口元が変わった…



「君にこのズボンを綺麗にクリーニングする事ができるのか⁇」



男の人は優しい表情で私に聞き返す…



笑った顔も美しくて、私はドキリとしてしまった…



「あっ、はい‼︎家はクリーニング屋なんです。これくらいのコーヒーのシミ汚れなら、染み抜きですぐ落ちます⁉︎私にそのズボンを貸してください…」



私は実は自分が大胆な申し出をしているなんて考えもせずに必死にズボンの染み抜きを申し出ていた…