好きになっちゃだめなのに⁈〜極甘御曹司に溺愛されて困ってます〜

高城さんは私が泣き出してしまったから、私にハンカチを差し出してアタフタしながら私の涙を優しく拭ってくれた…



「私には高城さんの気持ちが分かりません…」

  

追加するように言った言葉に私が一番聞きたかった言葉が含まれていた…



私は高城さんの本当の気持ちが知りたい…



高城さんは困ったようにまたハーと溜息をつき、頭をぽりぽり掻き始めた…



「それを聞きたいのは俺の方だ…君という女性が俺には全く分からない‼︎君は何か誤解をしているようだが、ブティックで見た女性は妹だ‼︎最近全く付き合っていなかったから、仕方なく買い物に付き合わされていた。妹は昔から俺に物をねだる時よくくっついてくるから、その姿を見て誤解したんだろう。どうして自分が都合の良い女なのかと誤解してしまったのかは分からないが、連絡しなかったのはここの所ずっと忙しかったからだ…君の方こそ全く連絡してこないから、俺の方こそ君には俺に気持ちがないのかと悩んでいた…」



俺が会いたいと言ってももう会いませんと言ってくるし…



そう追加で言われ、私の心は驚きと高城さんへの愛しい気持ちでいっぱいになってしまった…



余裕のない高城さんを見ていると可愛いとすら思ってしまい、年上の地位も名誉もある男の人なのに、途端に身近な1人の男の人に感じてしまった…



「私が自分から連絡しないのは、迷惑をかけたくないのと、高城さんに重い疎ましい女に思われたくないからです…私の心は、初めて高城さんに出会った時から、蜘蛛の糸に囚われるように高城征吾という1人の魅力的な男性に囚われてしまっているようなものです…」



さっき飲んだお酒のせいなのか、私は今までずっと虚勢を張って隠していたのにいつになく饒舌に、まるで纏っていた衣を全て剥がされるように本音が次々と言葉になって出て来てしまった…