好きになっちゃだめなのに⁈〜極甘御曹司に溺愛されて困ってます〜

今日は店が休みの日だ…



私は週に一度だけある定休日という事で、高校の時からの友人の羽川奏美《はがわかなみ》と話題のスウィーツのお店に来ていた…



私はスウィーツには目がない…



話題の人気店という事で、長蛇の列が出来ていたが、胸弾ませて並ぶことにした…



待つ事1時間…



やっと席に案内された私はテンションが上げ上げになる…



特にチョコレートに目がない私は、有名パティシエさんが作るスペシャルチョコレートパフェに期待と胸を弾ませた…



「お待たせいたしました。スペシャルチョコレートパフェです」



運ばれてきたスウィーツに目を輝かせっぱなしの私と奏美‼︎



「どうしよう奏美‼︎私目が輝きっぱなし⁉︎こんな映えるチョコレートパフェ滅多にお目見えできない⁉︎」



私の目と心はスペシャルチョコレートパフェに一直線でウキウキだ…



その反面、パフェに夢中になっていた私は、一緒に頼んでいたブレンドコーヒーにまで気が回っていなかった…



私の腕でグイグイとテーブルの端に追いやられるブレンドコーヒーは、遂にテーブルの一番端まで到達してしまう…



カランっ‼︎ジョボジョボー‼︎



ブレンドコーヒーは無惨にもテーブルの端から下に落っこちてしまい、ピシャンと通りがかった男の人のスーツの裾に撥ねて落っこちた…



男の人のスーツのズボンの裾は私が溢してしまったブレンドコーヒーで濡れている…



「ご、ごめんなさい⁉︎」



私が真っ青になって謝り顔を上げた…



顔を見上げた先にいた人物に私は息を呑む…



整った顔立ちに目鼻立ちのいいフェイスラインの美しいフォルム、おまけに長身でスタイルもいい…



まるで彫刻のようだ…



ヒェー‼︎こんな完璧な見た目の人いるんだと私は神様でも見たように拝みたい気持ちになってしまった⁉︎



そんな見惚れている場合じゃない⁈



私はこの男の人のスーツのズボンの裾をコーヒーで汚してしまったのだ…



男の人は怖そうな顔をして迷惑そうにこっちを見ている…



「本当にごめんなさい…私、このズボン弁償します⁈」



咄嗟に言った私の言葉に男の人は少し驚いた顔をしている⁈



すると怖そうに眉間に少し皺を寄せていた顔から、ニコッと微笑んだ優しい顔に変わった…