好きになっちゃだめなのに⁈〜極甘御曹司に溺愛されて困ってます〜

一週間が経過し、私はもうあの超絶イケメンな紳士からの連絡はないのだと流石に諦めかけていた…



やっぱり面白がって揶揄われたに違いないと少し恥ずかしい気持ちにすらなって、もうあの出来事は忘れようと言い聞かせていた…



そんなある日…



🎵ブーブーブー🎵



いつも通り配達を済ませた私の携帯電話に着信が入った…



ディスプレイには知らない番号が記載されている⁈



誰だろう⁇



私は一瞬出るのを躊躇った…



でも、一週間前に連絡を取り合った超絶イケメン紳士の顔が頭に浮かんだ…



私は知らない番号だから少し怖いと思いながらも、あの紳士かもしれないと少し期待値を高めて電話に出ることした…



「も、もしもし…」



電話に出る声が少し震えてしまう…



「もしもし、君にこの前コーヒーを溢された高城だ。この前コーヒーを溢されたズボンを場所を指定するから取りに来てほしい」



やっぱりあの時の紳士だ⁈



ズボンの事覚えてたんだ⁈



本当に連絡がくるなんて…



私は忘れ去られていなかった事が素直に嬉しかったけど、同時に名乗った名前に少し違和感を覚えた…



高城⁇



一瞬私が就職が決まっていた高城デパートの名前が脳裏を掠めた…



でも、まさか私が就職が決まっていた高城デパートの高城さんな訳がない?



私はあの超絶イケメン紳士の名前が高城さんだと初めて知った…



名前…初めて知った…



名前を知る事が出来て素直に嬉しい…



「はい。分かりました。指定された場所にズボンを取りに行きます」



指定された場所は“高城ビル5丁目◯◯番地“というところだ



高城ビル⁇



高城ビルってまさか私が就職試験を受けた高城ビル⁈



私は3年前に自分が内定を貰った高城デパートの名前が頭をよぎった…



高城さんは高城ビルの人なのかな⁇



高城ビルとは、高城グループの本社ビルのことだ‼︎



同じ名前が高城さんなのは気になるけど、同じ苗字の人なのだろうと私はあまり気にしなかった…



私は取り敢えず指定された場所の住所をメモすると、次の日のお昼の12時に取りに行く事になった…



この高城ビルなら、ここからそんなに遠くないや…



私は指定された高城ビルにズボンを取りに行く事にした…