ギャグとラブコメと天然が織り成す生徒会について。

生徒会室は、今日もカオスだった。


そんな混乱の中、美亜は、クラスのロミオ役候補たちの奇行を思い出して、再び頭を抱えた。
 

 「あーもう、ロミオ役の男子たちも、ピヨちゃんみたいに、もっとのんびりしてくれればいいのに。」
 

 「ロミオ役?ああ、なんか、クラスの男子たちが、すごいことになってるって聞いたよ?まるで、カエルの大合唱みたいに、ワーワー騒いでるんだって?」

 
 「カエルの大合唱...!明里、それ、的確すぎるんだけど!」
 

 美亜は、明里の的確すぎる例えに、思わず笑ってしまった。


ロミオ役を巡る男子たちの争奪戦は、すでにギャグの様相を呈していた。


しかし、その裏では、美亜の密かな恋心も、静かに芽生え始めていた。


演劇の練習中に、ふとした瞬間に目が合った、あの先生のことだ。そう、如月先生だ。



彼の穏やかな笑顔を見るたびに、美亜の心臓はドキドキと高鳴るのだ。


 
 「ピヨちゃん、明里、弘美、直人...。みんな、それぞれ大変だけど、私、頑張るからね。文化祭、成功させたいんだ。」


 
 美亜は、ピヨちゃんにそっと語りかけた。


ピヨちゃんは、まるで美亜の言葉を理解したかのように、優雅に泳ぎ出した。


その姿に、美亜は改めて、この平和な生徒会室と、仲間たちの存在の温かさを感じていた。



だが、この平和な日常が、これからどのように展開していくのか、美亜自身もまだ知る由もなかった。



ピヨちゃんの穏やかな日常とは裏腹に、学園では、さらなる騒動が彼女を待ち受けていた。