ギャグとラブコメと天然が織り成す生徒会について。

美亜は、弘美の解説に感心していた。


直人は、相変わらず鏡を手放さず、一人でなぜかフレミングの法則のポーズを決めこみ、「これは!なんて美しいフォルムなんだ。こちらの方がエレガントだな!」と自己で納得している。


しかし、彼も社会科の暗記には苦戦していたようだ。


 「ふむ、歴史の流れは少々複雑だ。だが、俺の記憶力はこの世のどんな知識も吸収できる。...例えば、君たちのキュートな顔を覚えるようにね。」


 「もうそういうのいいから!弘美、教えてあげて!」


 美亜が促すと、弘美は「了解っす!」と返事をして、さらに熱弁を振るい始めた。


 「あ、あと、明里!あの、エカテリーナ大帝とか、名前がカエルっぽいよな!」


 「えー!本当だ!カエルちゃんっぽい!可愛い!」


 明里は、弘美の言葉に目を輝かせ、教科書に載っているエカテリーナ大帝の肖像画を指差した。



彼女は、歴史上の人物の髪型や顔立ちに、カエルとの共通点を見出しているようだ。


 「いや、似てないから!全然関係ないから!」



 美亜のツッコミは、もはや空気と化していた。