ギャグとラブコメと天然が織り成す生徒会について。

 
 「先生、この江戸時代の鎖国政策って、まるで『ファイナル●ァンタジー』のダンジョン攻略みたいっすよ!」


 社会科の教科書を前に、弘美が目を輝かせていた。

彼女は、歴史上の人物や出来事を、ひたすらゲームに例えて解説し始めたのだ。


 「え、何言ってるの?鎖国はダンジョンじゃないし、攻略法とかあるの?」


 美亜は、弘美の独特な解説に戸惑いを隠せない。しかし、弘美は止まらない。



 「だって、徳川幕府が『国境封鎖』して、異国のモンスター(=外国船)が入ってこないようにしてるんだ。それに、侍とか武士とか、あの辺のNPC(=ノンプレイヤーキャラクター)は、レベル高いし。」



 「NPCって...。まあ、確かに、歴史上の人物をゲームのキャラクターに例えるのは、分かりやすい...かも?」


 美亜は、弘美の突飛な発想に、次第に引き込まれていった。



弘美のオタク知識は、一見すると勉強とは無縁のように見えたが、社会科の暗記には意外な武器になるらしかった。




 「ほら、このペリー来航!あれなんて、まさしく『緊急イベント発生!』みたいなものだ。外国からの強力な敵襲来!プレイヤー(=幕府)は、どう対応するのか!みたいな。」



 「うわ、なんかすごい分かる気がしてきた!」