ギャグとラブコメと天然が織り成す生徒会について。

 



 「くっ...!こ、この数字が...!ぐちゃぐちゃだぁ...!見えない...!前が、見えない!!目がぁぁ!!目がぁぁあ!!!私、数学アレルギーなんだよきっと!アルェー!?」



 明里は、数学の教科書を前に、突然、顔面蒼白になって叫び出した。彼女の視線は定まらず、指先は震えている。




 「ちょっと明里、落ち着いて!?大丈夫だから!ほら、この問題一緒に解こう?ね?!」



 美亜は、必死に明里をなだめようとした。



しかし、明里はすでに「ゲシュタルト崩壊」の渦に飲み込まれていた。




 「ゲシュタルト崩壊...!もうゲシュッてるぅう!!これは、カタストロフィー理論だわ!世界は終わるんだよっ...!カエルちゃんたちが支配するんだ!」



 「カエル!?またカエルか!」




 明里は「カタストロフィー!」と叫びながら、教室をぐるぐると駆け回った。



その勢いで、机の上の教科書やノートが床に散乱する。




美亜は、散らかった教室を片付けながら、明里を追いかけた。



 「明里!落ち着いて!カエルは支配しないから!それに、カタストロフィー理論は数学じゃなくて物理学だから!」



「美亜、それはあまりフォローになっていないのではないだろうか?」と直人が鏡を見ながらガリ○オの決めポーズをしだしている。



 「でも、先生が言ってたもん!数学は難しいって!難しいことは、全部カタストロフィー!?」



 「それは先生の言葉のあやでしょうが!」




 美亜は、明里を捕まえ、なんとか座らせようとした。しかし、明里はふと、廊下から聞こえてくる小銭の音に反応し、「お金!」と叫んで再び走り出そうとする。




 「駄目だよ、明里!今は勉強!ほら、この足し算!1たす1は?」


 「...2!」



 「そう!天才!じゃあ、2たす2は?」




 「...4!」



 「すごい!明里、できるじゃない!」




 美亜が褒めると、明里は嬉しそうに微笑んだ。
もはや小学生のレベルに急降下だ。




 「へへ、美亜ちゃんに褒められると、なんか...ドキドキする。」




 「え、えっと...」