「直人、そういうのはいいから!早く数学の教科書を開いて!」
「はいはい。でも、俺の顔ほど美しい数式なんて、この世に存在するのかな?」
「存在しないから!」
美亜のツッコミが空しく響く。
一方、ゲーマーである弘美は、イヤホンで耳を塞ぎ、ニヤニヤしながらゲーム画面を眺めていた。
彼女は、マイペースにもほどがある。
「も~、弘美も勉強しなよ?特に社会科、苦手なんだから。」
「あ? あー、社会か。まあ、歴史のイベントとか、RPGのクエストみたいに考えれば結構楽しいっすよ。例えば、戦国時代とか、最強のパーティ編成を考えるようなもんだし。」
「全然楽しくないわ!」



