ギャグとラブコメと天然が織り成す生徒会について。

「ねえ弘美、弘美は平気なの?」
 
 美亜が聞くと、弘美は箸を止め、真顔で答えた。


 「いや、私もブロッコリーは微妙だが...。この状況、RPGのボス戦前の兵糧補給と似てるんだよな。ここでHPとMPを回復しておかないと、後で痛い目を見る。」
 

 「だから、なんでゲームと結びつけるのよ...。」

 
 美亜は、弘美のゲーム脳にも呆れ顔だ。

その時、直人がブロッコリーまみれの弁当箱を前に、絶望的な表情で呟いた。
 

 「ああ、俺の美しい容姿が...ブロッコリーの緑に染まっていく...。」

 
 「いや、顔は全然染まってないから!むしろ、ブロッコリーの毒にやられたみたいになってるよ。」


 
 美亜は、直人のナルシスト発言に、いつものように冷たくツッコミを入れた。

しかし、その表情は、いつものような呆れ顔ではなく、どこか楽しんでいるようにも見えた。


明里のブロッコリー弁当事件は、体育祭の昼食時間を、予想外の爆笑の渦に巻き込んだ。


美亜は、そんなハチャメチャな仲間たちに囲まれながら、ブロッコリーまみれの弁当箱を前に、苦笑いを浮かべるのだった。


しかし、そのブロッコリーの海の中で、明里は直人にブロッコリーを差し出し、直人はそれを拒否し、二人の攻防が繰り広げられていた。


美亜は、そんな光景を眺めながら、この学園の日常の面白さを再認識していた。