ギャグとラブコメと天然が織り成す生徒会について。

 美亜は、明里の手を引いてカエルから引き剥がそうとした。


 「えー、でもこの子、私によく懐いてくれたみたいだよ?」


 明里は、カエルの背中を撫でようと手を伸ばす。


 「おいおい明里、それは危険だぜ。そのカエル、もしかしたら毒を持ってるかもしれんぞ?」



 直人がいつものポーズを決めながら、心配そうに(?)付け加えた。


 「毒!?ひぃぃぃい!」



 明里は、慌てて手を引っ込めた。



 「ほーら。直人の言う通りカエルには触らない方がいいんだからね。」


 美亜は、明里をしっかりと抱きしめた。



 「でも私、このカエルさんのこと気に入っちゃったの!お土産に連れて帰りたい!」



 「...もう、二人ともカエルはカエルなのだよ、そっとしておいてあげなさい。俺みたいに美しい存在には、そう簡単には懐かないものだ。」


 直人が、またいつものナルシストぶりを発揮する。


 美亜は、二人のやり取りに心の中で苦笑いを浮かべた。


 「さあ、もう遅いしホテルへ帰りましょう。明日はもっと楽しいことが待ってるわよ。」



 美亜は、明里の手を引いて祇園の夜の街を後にした。


背後からは、弘美の「あ、待って!あの屋台レアアイテム売ってるかも!」という声が聞こえてきたが、美亜はもうそれを無視することにした。



 祇園の夜は、カエルとの一期一会の出会いと、生徒会メンバーの賑やかなやり取りで幕を閉じた。