ギャグとラブコメと天然が織り成す生徒会について。

 「はぁ、それにしても明里はどこに行ったのかしら。さっきまで、お金が舞うような音って言ってたけど...。」




 美亜が周囲を見渡すと、明里の姿が見当たらない。



そう、明里は、彼女が敏感に反応する「お金が舞うような音」と聞こえた(実際は風の音だったのだが)のに誘われて、いつの間にか一行から離れてしまっていたのだ。



 「明里ー!どこー!」



 「明里は迷子になったのか?まさか、竹林に住む妖怪にでも連れ去られたか?」



 直人が、いつものナルシストぶりを発揮しつつも、少しばかり心配そうな顔で叫ぶ。




 「妖怪?直人がそういうこと言うから明里が余計に怖がるんでしょ!」




 美亜は直人の頭を軽く叩きながら、必死に明里を探す。




 「明里、もし聞こえるなら返事をして!」




 その時、竹林の奥の方から、か細い声が聞こえてきた。



 「...あの、竹の葉っぱ、キラキラしてて綺麗...」


 「明里!!」



 美亜は声のする方へ駆け寄った。



そこには、竹の葉っぱを手に、まるで夢の世界にでも迷い込んだかのような表情で佇む明里の姿があった。




 「見つけたわ!もう、心配させないでよ!」



 「ご、ごめんなさい、美亜ちゃん。この竹林、すごく綺麗で、つい...。」



 明里は、少し申し訳なさそうにしながらも、その瞳はまだ竹林の美しさを捉えて離さない。




 「綺麗だけど、一人で勝手に行動するのは危ないでしょ。それに、私たちあなたを探してどれだけ心配したと思ってるの?」



 美亜は少し厳しめに注意した。