ギャグとラブコメと天然が織り成す生徒会について。

美亜はため息をつきながらも、明里の頭を優しく撫でた。


その様子を見ていたナルシストの庶務、直人が得意げな顔で口を挟む。


 「ふふん、当然だろう。俺のような完璧な人間は、おみくじなど引かずともその身に宿る『栄光』だけで未来を確信できるのだからな。まあ、君たちのような凡人には理解できまいが。」



 「あんたは鏡でも見てなさいよ。

それと、方向音痴のあんたが迷子にならないか心配で私の方がおみくじ引く前に胃が痛いわ。」



 美亜の鋭いツッコミに、直人は一瞬顔をしかめたが、すぐにいつもの調子に戻る。



 「心配無用だ。俺の美貌は、あらゆる迷いを照らし出す光なのだよ。」



 「...もういいよ消灯だよ、弘美は?」



 美亜がゲーマーの会計こと弘美に話を振ると、彼女はイヤホンを指差しながら答えた。



 「私?私は、『このおみくじ、レアキャラ出現率高そう』って思ってる。ガチャ限キャラとか出たら最高だな。」



 「...ゲームじゃないんだから。はぁ…もういいわ。みんな、おみくじ引いてそれで解散よ。私、五重塔の方が見たいから。」




 そう言って美亜が歩き出すと、他のメンバーもそれに続いた。



 境内は修学旅行生でごった返しており、おみくじを引く列も長蛇の列だ。