君だけが、私のホントを知っている。

次の日。
朝起きて、私はスマホの画面を開いた。

友達からLINEが来てる。
返しちゃわなきゃ。

「…ん?」

一つだけ、LINEからではない通知が来ている。

「NAMITOがあなたの投稿にコメントしました」

コメント、してくれたんだ。
あんな投稿に何をコメントしたんだろう。
説教かな。
そんな怠けたこと言うな~みたいな。

初めてのコメントを、少しドキドキしながら、見てみた。

コメントの内容は、たった一言だった。

「大丈夫?」

たった一言。だけど、私を救ってくれた。
誰も、見て見ぬふりして、心配なんかしてくれなかったから。
いつのまにか、涙があふれていた。

こんなことで、泣いちゃうなんて、どんだけなんだ…。

私は目を真っ赤にしながら、コメントに返信した。

「心配してくださり、ありがとうございます。私の話を聞いてもらってもいいですか?暗い話なので、聞きたくないなら断ってもらって全然大丈夫です。」

すると、すぐ返信が来た。

「もちろん聞くよ。つらいことは、解決できなくても、人に聞いてもらうだけでとても心が軽くなるんだよ。俺に何でも話して。」

ほんっと、優しい人だな。
この人なら、話せる。
この人なら、信じれる。

なんで、この人のことを信じれると思ったのかはわからないけど、私はこの人のことを信じたいと思った。