コンビニへ寄り、スマホの電子決済で酒をたくさん買って、ホテルに戻った。それから、僕は浴びるほど酒を飲んだ。ビールを一口、飲むたびにトイレに行き、それらを吐いた。目の焦点は合わず、頭もガンガンと煩悩の鐘のように打ち付けられるように痛かった。それでもかまわず飲んだ。今夜はもうそういう日だ。


「ああ、いい人だった。一緒に堕ちていけるくらい、いい人だった」


僕は太宰の読みすぎかもしれない。でも太宰が僕の教科書であり、句読点を多く使うところなどを含め、たくさんの影響を受けている。いわば、僕の師匠のような存在だ。その師匠が堕ちていった場所は、どれくらい深かったのだろうか。


知りたかった。近づきたいとも思った。だから、僕は書くことにした。今年の冬、『人間失格』のような、傑作と呼べる小説を。