パソコンの電源を入れる。昼間に書いた3000文字を全消去した。またここから書き出すことに決めた。新たな恋は、新たな物語を紡いでいく。人生の分岐に差し掛かり、急に行き先を変更して向かう暴走列車。キーボードが叩き割れるほど、僕は書き殴った。


どんどん紡がれていく文字。ジグソーパズルのように綺麗に、隙間なくはまっていく。この快感に酔いしれた脳から溢れる汁は、射精のような感覚。もっと快感を! 僕は書く。その表情は、傍で見れば精神を病んだ異常者に映るに違いない。ある映画のセリフに、「きっと、どこか壊れていないと小説なんて書けない」というものがある。僕はその映画を何度も見たし、素晴らしいと思った。まさに僕は今、壊れている。ブレーキもとうにすり減り、制御不能。いや、する必要なんてあるか!


12000字も書いていた。ほとんど気絶するように、僕は眠った。