私の額に何かが乗せられ、その冷たさに私は目が醒める。
ここはどこだろうか?
周辺を確認するため、ゆっくりと右側に顔を傾けると、頭に乗っていた何かが落ちていく。すると丁度そこにいた女性と目が合った。彼女は目を見開いた後、慌てて部屋の扉から駆け出していく。
彼女に声をかけようとするが、声が掠れていたために大声を出すことができない。仕方なく身体を起こして部屋を見回すと、そこは見たことのない場所だ。壁や天井は白を基調とした石で作られ……雰囲気は女神の泉に入る前に見た門と似ていた。
暖炉には火が焚かれており、パチパチと燃える音が微かに耳に入る。
私の寝ているベッドの横にはサイドテーブルが置かれており、見たことのない透明な器に水らしき液体が入っていた。
そして正面には、床の少し上辺りから天井付近まである大きな窓が嵌め込まれている。そこを何気なく見ていた私だったが……その窓の奥に映る光景を見た瞬間、私は目を疑った。
宙を飛んでいる何かがいるのだ。
最初は鳥かと思って気を留めていなかった私だったが……ソレが近づいてくるのを見て、信じられずに目を擦ったほどだ。鳥であれば羽があるはずなのに、ソレには羽らしきものがなかったのである。そんな摩訶不思議なモノが幾つも通り過ぎていく。
よく見ていると、木のように見えたものはゆらゆらと揺れている。
揺れていないものもあるけれど、赤や黄、青色などでエーヴァには初めて見るようなものばかりだ。
夢かと思い、自分の手を頬へと当ててみる。自分の手の温かさが頬にじんわりと伝わってきた。改めて自分の手を見つめても、その手は生前の自分の手に変わりはない。
ここはもしかして神の座す場所だろうか……でも、私の直感では「自分は生き延びた」のではないか、とも思っている。
生きているのかも死んでいるのかも分からないこの状況を呑み込めずにいると、不意に扉の外から足音が聞こえてきた。私は部屋の扉が開くまで、じっと扉を見つめていた。
ここはどこだろうか?
周辺を確認するため、ゆっくりと右側に顔を傾けると、頭に乗っていた何かが落ちていく。すると丁度そこにいた女性と目が合った。彼女は目を見開いた後、慌てて部屋の扉から駆け出していく。
彼女に声をかけようとするが、声が掠れていたために大声を出すことができない。仕方なく身体を起こして部屋を見回すと、そこは見たことのない場所だ。壁や天井は白を基調とした石で作られ……雰囲気は女神の泉に入る前に見た門と似ていた。
暖炉には火が焚かれており、パチパチと燃える音が微かに耳に入る。
私の寝ているベッドの横にはサイドテーブルが置かれており、見たことのない透明な器に水らしき液体が入っていた。
そして正面には、床の少し上辺りから天井付近まである大きな窓が嵌め込まれている。そこを何気なく見ていた私だったが……その窓の奥に映る光景を見た瞬間、私は目を疑った。
宙を飛んでいる何かがいるのだ。
最初は鳥かと思って気を留めていなかった私だったが……ソレが近づいてくるのを見て、信じられずに目を擦ったほどだ。鳥であれば羽があるはずなのに、ソレには羽らしきものがなかったのである。そんな摩訶不思議なモノが幾つも通り過ぎていく。
よく見ていると、木のように見えたものはゆらゆらと揺れている。
揺れていないものもあるけれど、赤や黄、青色などでエーヴァには初めて見るようなものばかりだ。
夢かと思い、自分の手を頬へと当ててみる。自分の手の温かさが頬にじんわりと伝わってきた。改めて自分の手を見つめても、その手は生前の自分の手に変わりはない。
ここはもしかして神の座す場所だろうか……でも、私の直感では「自分は生き延びた」のではないか、とも思っている。
生きているのかも死んでいるのかも分からないこの状況を呑み込めずにいると、不意に扉の外から足音が聞こえてきた。私は部屋の扉が開くまで、じっと扉を見つめていた。


