君に届けたい想い

翼君が言った言葉はあまりにも衝撃的で。


「あぁ、もちろん!! 今俺ん家の親、出かけ………」

「行く!! 絶対行く!!!」


翼君が言い終わらないうちに言った私。


きっとこれが今日一番の喜び。


だって翼君が誘ってくれるなんて…しかも付き合ってまだ一日経たないんだよ??


こんなに嬉しいコトって…ありますか??


「よかった…。そこまで喜んでくれるなんて。正直俺、付き合って一日経ってないから断られるかと……」


「断るわけ無いじゃん!!断る彼女がどこにいるの??!」


「そっか…じゃぁ、今から行くか!!」


「うん…☆」


もちろん嬉しかったけど、正直驚いたりもした…。翼君がこんなにも積極的だなんて……




――――――――――
――――……


「えへへっ☆ それでね……」


「アハハッ!! そっか、そんな事が…」


歩きながらの二人の会話。


愛実の心は嬉しさでいっぱい。


なんせ、大好きな翼君の家に行けるのだから…