でも次の瞬間、それは言わなくてよかったって思えるような言葉を星也君が発したんだ―。
「―やっぱ俺、愛実ちゃんのこと、好きじゃない」
「えっ―?何…言ってる…の??嘘…だよね??」
それがはまるで、私と星也君が付き合ってたみたいな言葉。
実際は…両想いかも知れないけど。
「嘘じゃない。全部本当。俺は愛実ちゃんのこと好きじゃない」
――どうして?
ついさっきまで、愛実ちゃんのこと本気だって言ってたじゃん。
私、その言葉を信じたんだよ?
「…ちょっとでも本気にしちゃった私がバカじゃん!!男の子なんて、みんな…信じられない―! もう、私に近付かないで!!」
そう言って私は星也君の家を飛び出た。
あれこれ考えるよりも、体が先に行動する。
走って、走って、走って―私は、学校近くの公園に来ていた。
ここの公園は、翼君に呼び出されたあの公園―
近くにあったベンチに座ってさっきの様子を思い出す。
あの時、星也君が突然黙り込んで…そしたら、“愛実ちゃんのこと好きじゃない”って。
私は裏切られた気持ちになって、星也君の家を飛び出してきた―
私、ちょっとだけ期待してたんだよ?
もしかしたら星也君、追いかけてきてくれるんじゃないかなぁって...
でも、あなたは追いかけてきてくれなかった。
ずっと、その場に座り込んでいたままだった。
些細な期待を持った私がバカだったんだね―
今になって涙が出てくる。
どうしてあの時に出てくれなかったんだろう?
あの時泣いてたら、星也君は私を抱きしめてくれた?
あの時好きだよって言ったら、今頃幸せになれてた?
あの時、あの時―
どうして人間って、後になってから後悔するんだろう。
気付くのが遅すぎるのかな?
もっと早く気付いてれば―
今頃 こんな事にはなってなかったのに―
「―やっぱ俺、愛実ちゃんのこと、好きじゃない」
「えっ―?何…言ってる…の??嘘…だよね??」
それがはまるで、私と星也君が付き合ってたみたいな言葉。
実際は…両想いかも知れないけど。
「嘘じゃない。全部本当。俺は愛実ちゃんのこと好きじゃない」
――どうして?
ついさっきまで、愛実ちゃんのこと本気だって言ってたじゃん。
私、その言葉を信じたんだよ?
「…ちょっとでも本気にしちゃった私がバカじゃん!!男の子なんて、みんな…信じられない―! もう、私に近付かないで!!」
そう言って私は星也君の家を飛び出た。
あれこれ考えるよりも、体が先に行動する。
走って、走って、走って―私は、学校近くの公園に来ていた。
ここの公園は、翼君に呼び出されたあの公園―
近くにあったベンチに座ってさっきの様子を思い出す。
あの時、星也君が突然黙り込んで…そしたら、“愛実ちゃんのこと好きじゃない”って。
私は裏切られた気持ちになって、星也君の家を飛び出してきた―
私、ちょっとだけ期待してたんだよ?
もしかしたら星也君、追いかけてきてくれるんじゃないかなぁって...
でも、あなたは追いかけてきてくれなかった。
ずっと、その場に座り込んでいたままだった。
些細な期待を持った私がバカだったんだね―
今になって涙が出てくる。
どうしてあの時に出てくれなかったんだろう?
あの時泣いてたら、星也君は私を抱きしめてくれた?
あの時好きだよって言ったら、今頃幸せになれてた?
あの時、あの時―
どうして人間って、後になってから後悔するんだろう。
気付くのが遅すぎるのかな?
もっと早く気付いてれば―
今頃 こんな事にはなってなかったのに―

