「それと殿下の専属で働いている使用人を呼んでもらってもよろしいでしょうか?」
「分かった。皆部屋に集まる様伝える」
陛下は部屋の魔法を解くと皇后様にここに残るよう伝え、私と共に殿下の部屋へと向かった。
長く静かな廊下を歩き、突き当たった所に見える大きな扉。その中に入ると更に部屋が複数あり、その中の一つが殿下の部屋だと陛下は言った。
明るい色の扉を開けるとそこには先ほどよりも生活感のある部屋が。
「ここがライの部屋だ。どうだ? 何かおかしい物はあるか?」
部屋に入り周りを見渡すと、皇后様の言っていたクマのぬいぐるみが枕元にあった。
陛下に許可を取りそのぬいぐるみを観察すると、やはり目の赤い宝石は呪具。しかも最近新しくしたような新鮮ほやほやな効力を発揮している。
「触らないようにお願いします。どうやらこの目が呪具になっているようで、こういった物は三年も持たないはずなのにこれの効力は新品同様。おそらく殿下の周りに敵がいるかと」
「ほぉ。だから使用人を呼べと言ったのか」
「いえ。使用人は呪われていないか確認するためです」
ただ使用人が犯人でないか見る為に指先を見なければならない。
素直に応じてくれるといいけど。
ぬいぐるみの他に殿下を苦しめている物はないか部屋を捜索していると扉がノックされ、陛下からの返事を受けてから三人の使用人と二人の騎士が部屋に入ってきた。
「お呼びでしょうか?」
その中には私をあの部屋まで案内してくれた人までいる。
「ああ。どうだマーガレット・リリア」
「そうですね。そこのお団子頭の彼女が軽く呪いの影響を受けてしまっているようです。あれくらいなら聖女が作った薬を飲めば解けるはず。……ですが、そちらの眼鏡をかけている侍女。その手袋を取ってくれませんか?」
指先が黒くなっているか見るレベルだと予想していたが、彼女の指先は殿下と同じく黒い靄が掛かっていた。
「その……手荒れが酷く見苦しいので」
「構いません。手荒れの治療はよくしているので」
「ですが」
彼女が頑なに手袋を外さない為、隣に立っていた執事が『外しなさい』と命令するが、それでも彼女は外そうとしない。
「分かった。皆部屋に集まる様伝える」
陛下は部屋の魔法を解くと皇后様にここに残るよう伝え、私と共に殿下の部屋へと向かった。
長く静かな廊下を歩き、突き当たった所に見える大きな扉。その中に入ると更に部屋が複数あり、その中の一つが殿下の部屋だと陛下は言った。
明るい色の扉を開けるとそこには先ほどよりも生活感のある部屋が。
「ここがライの部屋だ。どうだ? 何かおかしい物はあるか?」
部屋に入り周りを見渡すと、皇后様の言っていたクマのぬいぐるみが枕元にあった。
陛下に許可を取りそのぬいぐるみを観察すると、やはり目の赤い宝石は呪具。しかも最近新しくしたような新鮮ほやほやな効力を発揮している。
「触らないようにお願いします。どうやらこの目が呪具になっているようで、こういった物は三年も持たないはずなのにこれの効力は新品同様。おそらく殿下の周りに敵がいるかと」
「ほぉ。だから使用人を呼べと言ったのか」
「いえ。使用人は呪われていないか確認するためです」
ただ使用人が犯人でないか見る為に指先を見なければならない。
素直に応じてくれるといいけど。
ぬいぐるみの他に殿下を苦しめている物はないか部屋を捜索していると扉がノックされ、陛下からの返事を受けてから三人の使用人と二人の騎士が部屋に入ってきた。
「お呼びでしょうか?」
その中には私をあの部屋まで案内してくれた人までいる。
「ああ。どうだマーガレット・リリア」
「そうですね。そこのお団子頭の彼女が軽く呪いの影響を受けてしまっているようです。あれくらいなら聖女が作った薬を飲めば解けるはず。……ですが、そちらの眼鏡をかけている侍女。その手袋を取ってくれませんか?」
指先が黒くなっているか見るレベルだと予想していたが、彼女の指先は殿下と同じく黒い靄が掛かっていた。
「その……手荒れが酷く見苦しいので」
「構いません。手荒れの治療はよくしているので」
「ですが」
彼女が頑なに手袋を外さない為、隣に立っていた執事が『外しなさい』と命令するが、それでも彼女は外そうとしない。
