「どうでしょう? おかしな所などありませんか?」
鏡を持ってきて彼に渡すとそこに映った姿を見て手を震わせ、顔を左右上下に動かしながら見比べる。無事だった左側と比べておかしな所がないか確認してもらっているが、彼からの返事はない。
漆黒の髪色とそれと同じ色の瞳。健康的な肌の色にキリッと切れ長の目。
モテないわけがない。
「……もう無理だと諦めていた。最初からこの国の聖女に頼っていたら」
鏡を下げ、深く頭を下げて礼を言った彼の瞳は涙の膜で輝いている。
「ありがとう。君に会えてよかったよマーガレット」
「ふふっ。こんなに喜んでくださるなら私の方こそ会えてよかったです」
「――っ。君は美しいだけではなく心まで綺麗なのか」
安堵の笑みを見せると彼は口元を手で隠しそっぽを向いた。
そして今まで誰も私に向かって言ったことのない『綺麗』だと、ストレートに言ったのだ。
「照れますね。ありがとうございます」
体に異常はない。痛みを訴える様子もないし、完璧にできた。
「マーガレット様。火傷を負った方とお知り合いだという方がいらっしゃったんですが。ゴールドの髪にグリーンの瞳の男性です」
「ああ。それ多分デンです。俺と一緒に人探しをしている人なので」
「じゃあ中に入れてください」
お願いすると教会の方は『デン』と呼ばれた人を案内しに戻った。
嬉しそうにしている辺り、その人とは仲がとてもいいのかも。火傷を負っても離れずにいてくれた存在なのかな?
鏡を持ってきて彼に渡すとそこに映った姿を見て手を震わせ、顔を左右上下に動かしながら見比べる。無事だった左側と比べておかしな所がないか確認してもらっているが、彼からの返事はない。
漆黒の髪色とそれと同じ色の瞳。健康的な肌の色にキリッと切れ長の目。
モテないわけがない。
「……もう無理だと諦めていた。最初からこの国の聖女に頼っていたら」
鏡を下げ、深く頭を下げて礼を言った彼の瞳は涙の膜で輝いている。
「ありがとう。君に会えてよかったよマーガレット」
「ふふっ。こんなに喜んでくださるなら私の方こそ会えてよかったです」
「――っ。君は美しいだけではなく心まで綺麗なのか」
安堵の笑みを見せると彼は口元を手で隠しそっぽを向いた。
そして今まで誰も私に向かって言ったことのない『綺麗』だと、ストレートに言ったのだ。
「照れますね。ありがとうございます」
体に異常はない。痛みを訴える様子もないし、完璧にできた。
「マーガレット様。火傷を負った方とお知り合いだという方がいらっしゃったんですが。ゴールドの髪にグリーンの瞳の男性です」
「ああ。それ多分デンです。俺と一緒に人探しをしている人なので」
「じゃあ中に入れてください」
お願いすると教会の方は『デン』と呼ばれた人を案内しに戻った。
嬉しそうにしている辺り、その人とは仲がとてもいいのかも。火傷を負っても離れずにいてくれた存在なのかな?

