「じゃあいいですか?」
ライの治療の見学の許可が下り、いつものあの狭い部屋ではなく今日は食堂で治療することになった。
「驚きました。あれだけ酷い火傷だったのに今ではもちもちツヤツヤの肌になってます……。羨ましい」
「これは乾燥しないように塗るようクリームを渡していたんです。私の治療でこうなったのではありませんよ」
触っていいか許可を得て彼女たちはライの腕や背中をぺたぺたと触る。
今日は顔だから服は脱がなくていいって言ったんだけど、治療の経過が見たいと誰かが言い出しそれに便乗して皆見たいと言ったから脱いでくれたみたい。
「……保湿クリームのレベルが違う。私が作っても赤ちゃんのような肌にはなりませんから」
「これは師匠直伝なので詳しくはレシピをお教えできませんが、必要なら今ある分をお配りできますよ?」
「ほ、欲しいです!」
師匠は成分を調べて自分で作るなら構わないと言っていたから空間からクリームを人数分取り出し、皆に配った。ライには予備と言って二つ多く。
「お金は」
「要らないって初日に言いましたよ。気にしないでください」
どうしてもお金を払いたいらしいライは、困った表情でクリームを手のひらに乗せたまま動かない。他の子たちは嬉しそうに手に塗ったり香りだけで成分を探ろうとしたりしていると言うのに。
「それじゃあ始めますよ?」
皆に声をかけてからライの右手を取り、聖神力を流して行く。
「ど、どんな感じですか? ライ様」
「どんな感じ? 少し暖かくてふわふわしている感じだ」
ライも聖神力を感じ取れるようで、そのことを伝えると『珍しい』と誰が口にした。
「顔が……」
火傷が徐々に薄くなり、最後には元から火傷などしていなかったかのように全て綺麗に無くなった。
思った通り彼は整った顔をしていて火傷が完全に無くなるころには、見学していた聖女が治療内容よりもライの顔の良さに目を奪われてしまった。
それくらい顔がいいのだ。
ライの治療の見学の許可が下り、いつものあの狭い部屋ではなく今日は食堂で治療することになった。
「驚きました。あれだけ酷い火傷だったのに今ではもちもちツヤツヤの肌になってます……。羨ましい」
「これは乾燥しないように塗るようクリームを渡していたんです。私の治療でこうなったのではありませんよ」
触っていいか許可を得て彼女たちはライの腕や背中をぺたぺたと触る。
今日は顔だから服は脱がなくていいって言ったんだけど、治療の経過が見たいと誰かが言い出しそれに便乗して皆見たいと言ったから脱いでくれたみたい。
「……保湿クリームのレベルが違う。私が作っても赤ちゃんのような肌にはなりませんから」
「これは師匠直伝なので詳しくはレシピをお教えできませんが、必要なら今ある分をお配りできますよ?」
「ほ、欲しいです!」
師匠は成分を調べて自分で作るなら構わないと言っていたから空間からクリームを人数分取り出し、皆に配った。ライには予備と言って二つ多く。
「お金は」
「要らないって初日に言いましたよ。気にしないでください」
どうしてもお金を払いたいらしいライは、困った表情でクリームを手のひらに乗せたまま動かない。他の子たちは嬉しそうに手に塗ったり香りだけで成分を探ろうとしたりしていると言うのに。
「それじゃあ始めますよ?」
皆に声をかけてからライの右手を取り、聖神力を流して行く。
「ど、どんな感じですか? ライ様」
「どんな感じ? 少し暖かくてふわふわしている感じだ」
ライも聖神力を感じ取れるようで、そのことを伝えると『珍しい』と誰が口にした。
「顔が……」
火傷が徐々に薄くなり、最後には元から火傷などしていなかったかのように全て綺麗に無くなった。
思った通り彼は整った顔をしていて火傷が完全に無くなるころには、見学していた聖女が治療内容よりもライの顔の良さに目を奪われてしまった。
それくらい顔がいいのだ。

