「俺がアルバール帝国の人間じゃないからか?」
「いえ。関係ないですよ? ちなみにご出身は?」
「ゴーラル帝国」
ゴーラルと言えば三つの帝国の中で一番平和な国。国の中心である皇都全体に水が流れていてとても美しく、建物も白色に統一されている、一度は観光に行ってみたい場所で有名な国だ。
大きな島が帝国となっているから争いになると不利って理由でどこも手を出さないし、ご飯も美味しくて人も穏やかな方が多いとか。
ただ他の帝国よりも聖女の存在は少なく、そこだけが不安だと。
「こっちの聖女は態度がデカい上に満足に治療もしてくれない。だが何かあった時は頼るしかなくて、どんなに『汚い』とか『気持ち悪い』とか言われても頼るしかないんだ」
「ゴーラルの聖女がどんな方々なのか知りませんが、我が国アルバールでは聖女が腐るほどいるのでどちらかと言えば選んでもらう方が多いですね。選ばれないと地方の教会とかに飛ばされるので対応はいいかと」
だからリリアナのような実力のない子が皇都に残るのは珍しい。研修終了と同時に地方の教会に飛ばされることが多いから。
「あの女は俺を見て化け物と言った。気持ち悪いとも」
「その件については謝らせていただきます。あの子は私の義妹であり一番下の代の統括でもあるので」
「お前の? 似てないな」
「私は養子なんです」
「あー。なるほど」
髪色も何もかも違うからね。私とリリアナは。
「いえ。関係ないですよ? ちなみにご出身は?」
「ゴーラル帝国」
ゴーラルと言えば三つの帝国の中で一番平和な国。国の中心である皇都全体に水が流れていてとても美しく、建物も白色に統一されている、一度は観光に行ってみたい場所で有名な国だ。
大きな島が帝国となっているから争いになると不利って理由でどこも手を出さないし、ご飯も美味しくて人も穏やかな方が多いとか。
ただ他の帝国よりも聖女の存在は少なく、そこだけが不安だと。
「こっちの聖女は態度がデカい上に満足に治療もしてくれない。だが何かあった時は頼るしかなくて、どんなに『汚い』とか『気持ち悪い』とか言われても頼るしかないんだ」
「ゴーラルの聖女がどんな方々なのか知りませんが、我が国アルバールでは聖女が腐るほどいるのでどちらかと言えば選んでもらう方が多いですね。選ばれないと地方の教会とかに飛ばされるので対応はいいかと」
だからリリアナのような実力のない子が皇都に残るのは珍しい。研修終了と同時に地方の教会に飛ばされることが多いから。
「あの女は俺を見て化け物と言った。気持ち悪いとも」
「その件については謝らせていただきます。あの子は私の義妹であり一番下の代の統括でもあるので」
「お前の? 似てないな」
「私は養子なんです」
「あー。なるほど」
髪色も何もかも違うからね。私とリリアナは。

