地獄で私と二人きり

 ずっとこうしていたかったけど、周りの目が気になって、抱きしめる手を緩める。

 すると、アレンは不満げに私を見つめる。

 私は、いたたまれない気持ちになりながら、アレンに質問をする。

「アレンは、どうしてここに?」

 私の家からも近かったし、近所に住んでいるのかな?

「俺は、先輩に言われて」

 私の質問に答えながら、アレンはバーの扉を開く。

「入っていいのかな?」

 貸し切りみたいだし…入っていいのかな?

「自由に入っていいって、先輩言ってたし大丈夫。」

 そう言って、アレンはバーに入っていく。

 私は、アレンにおいて行かれないように、アレンに続いてバーに入った。