人間の猫と殺し屋の私(1) 秘密の指輪と今までの過去

4結乃との過去【にゃんた】
「にゃぁ……(はぁ)」
最近つかれている気がする。
ゆいちゃんと結乃と遊びすぎたかな?
「にゃぁぁ……(はぁぁ)」
あの時みたいだなぁ。

昔のこと……
「にゃぁ?(なにがおこるのかな?)」
その時わかった、この子が飼ってくれるんだって。
僕のことを。すごく嬉しかった。
でも、違った。
「僕、この子が飼いたい!」
そう言って、黒髪の男の子は僕の隣の子を指さした。
「にゃ……(え)」
すごく悲しかった。裏切られた気がした。
それから一週間たった。
「わぁ!この子可愛い!飼いたい!ねぇお母さん!お願い!」
わぁ、この子可愛い。でも……どうせ僕のことは捨てるんでしょ……。
僕は、もう期待しない!
「いいわよ!この灰色の猫ね?」
え……今なんて……。
「うん!」
その子は僕のことを飼ってくれた。
すごく嬉しくなった。
家に帰ると、嬉しすぎてしにそーになった。
走りすぎてね。
(あの時の走りすぎたときぐらい疲れた……)
でも……あの時はすごく嬉しかったな……。
疲れたので、僕は眠りに落ちた。