『親友』と言う名の厚い仮面は砕けてしまった。

素顔の自分で心を曝け出したまま拓巳に会う事なんて出来ない。


愛している


会えばきっと私の表情はそう語ってしまうだろうから…

もう会えない。

ゴメン、拓巳。

あなたが添乗に行っている間に私はあなたの前から姿を消すわ。

あと1日…

あなたに会わないようにこのまま静かに消えるから…



どうか忘れて…



あなたの前で女になってしまった私の事を。