クスクスと笑いながらいつもの調子で語り合う。
キャッチボールをするような会話のやり取り。
近すぎも遠すぎもしない、絶妙な距離。
拓巳と私だけの特別な距離。
この感じがいつだって心地いい。
場所がいつもと違ったって、私たちの距離は変わらない。
変わるはずが無い。
拓巳にとって私はいつだって、ベストフレンドなんだから。
この距離を保つ為なら、どんな厚い仮面だって被ってみせるよ。
どんなに切なくても
どんなに悲しくても
あなたの前では笑ってみせるよ。
そう思っていた…
自信があったはずなのに…
その日は私も拓巳も
何処かおかしかったのかも知れない。



