「いいか、夫婦ケンカしても愚痴を聞いてやる余裕はねえからな。 自分で解決しろよ。まぁ、先生が相手じゃ、陽歌に勝ち目はなさそうだけどな」 ニヤニヤとからかうように言うと、「バカにして!」といつもの調子で俺の肩を叩いてきた。 バシッと派手な音がして、周囲の視線が集まった。 お前…仮にも花嫁だろ? 式の間くらい、もう少し慎ましくしろよな? 「ったく、先生も苦労しそうだな。 じゃじゃ馬の花嫁ですがよろしくお願いします。 幸せにしてやってください」 俺の台詞を受けて、彼はニッコリと笑った。