「だ~~~~っ!亜里沙。
また断られたよ。くっそ~。
あいつ、いつまであんなことに拘ってるつもりだ?」
「しょうがないじゃない。
きっと、拓巳よりその彼が素敵なのよ。
それに、随分長い付き合いみたいだしね」
「亜里沙、その言い方やめろよ。
陽歌とその男が付き合ってるみたいじゃねぇかよ。」
「だって、毎日のように会いに来るみたいだし」
「いや、会いに来てんじゃねえって」
「昨日も見たって言ってたよ」
「…ったくよお。
何で俺が実在してもいない男に負けるんだ?
かれこれ6年だろ?
いい加減に俺にしておけばいいんだよ」
「拓巳、凄く自分を安売りしてると思うけど?」



