【中編】ベストフレンド


「だ~~~~っ!亜里沙。
また断られたよ。くっそ~。
あいつ、いつまであんなことに拘ってるつもりだ?」

「しょうがないじゃない。
きっと、拓巳よりその彼が素敵なのよ。
それに、随分長い付き合いみたいだしね」

「亜里沙、その言い方やめろよ。
陽歌とその男が付き合ってるみたいじゃねぇかよ。」

「だって、毎日のように会いに来るみたいだし」

「いや、会いに来てんじゃねえって」

「昨日も見たって言ってたよ」

「…ったくよお。
何で俺が実在してもいない男に負けるんだ?
かれこれ6年だろ?
いい加減に俺にしておけばいいんだよ」

「拓巳、凄く自分を安売りしてると思うけど?」